損害賠償請求事件

事件の基本情報

裁判所東京地方裁判所
事件番号令和5(ワ)70052
判決日2024-02-26
分類知的財産 / 不正競争
判決種別判決
判決文が挙げた条文不正競争防止法2条1項21号、不正競争防止法4条、民法709条
当事者被告 株式会社囲碁将棋チャンネル

この事件の代理人

争点(判決文より)

本件の争点は、「法律上保護された利益」該当性及び損害論(経
済的損害は不正競争防止法に基づくもの、精神的損害は不法行為に基づくものを
いう。以下同じ。)であるとされた(第1回弁論準備手続調書参照)。
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲の各証拠及び弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実をいう。)
⑴ 当事者
ア 原告は、将棋のAI解説動画などを投稿するYouTuberであり、Y
ouTubeチャンネル「BブヒブヒAI解析」(以下「原告チャンネル」
という。)を運営している。
イ 被告は、YouTubeやCSで囲碁及び将棋を中心としたコンテンツを
配信、放送する株式会社である(甲1)。
⑵ 原告による原告各動画の投稿
原告は、次の各号に掲げる日時において、当該各号に定める動画を原告チャ
ンネルにアップロードした。
ア 令和4年1月9日 原告動画1
イ 同年2月12日 原告動画2
ウ 令和5年1月8日 原告動画3
エ 同月10日 原告動画4
オ 同月21日 原告動画5
⑶ 本件著作権侵害申告と原告各動画の削除及び復元
ア 被告は、令和4年2月12日頃、原告動画1及び2につき、YouTub
eに対して本件著作権侵害申告を行った。これを受けて、原告動画1及び2
は、同日、YouTubeから削除された。これに対し、原告は、同月28
日、YouTubeに異議申立てを行ったところ、原告動画1及び2は、同
年3月16日に復元された。
イ 被告は、令和5年1月9日頃、原告動画3につき、YouTubeに対し
て本件著作権侵害申告を行った。これを受けて、原告動画3は、同日、Yo
uTubeから削除された。これに対し、原告は、同月20日、YouTu
beに異議申立てを行ったところ、原告動画3は、同年2月6日に復元され
た。
ウ 被告は、同年1月10日頃、原告動画4につき、YouTubeに対して
本件著作権侵害申告を行った。これを受けて、原告動画4は、同日、You
Tubeから削除された。これに対し、原告は、同月20日、YouTub
eに異議申立てを行ったところ、原告動画4は、同年2月7日に復元された。
エ 被告は、同年1月22日頃、原告動画5につき、YouTubeに対して
本件著作権侵害申告を行った。これを受けて、原告動画5は、同日、You
Tubeから削除された。これに対し、原告は、同月25日、YouTub
eに異議申立てを行ったところ、原告動画5は、同年2月27日に復元され
た。
原告各動画の内容等(甲7ないし11、弁論の全趣旨)
原告動画1ないし3及び5は、いずれも将棋の王将戦の棋譜を用いて解説や
今後の予想等を提供するものであり、原告動画4は、将棋の王将戦の全棋譜を
AI評価値付きで再生するものである。なお、原告各動画の再生回数の推移は、
別紙原告各動画再生回

主文(判決文より)

1 被告は、原告に対し、1万8111円及びうち8805円に対する令
和4年2月12日から、うち1742円に対する令和5年1月9日から、
うち5228円に対する同月10日から、うち2336円に対する同月
22日から、各支払済みまで年3分の割合による金員を支払え。
2 原告のその余の請求を棄却する。
3 訴訟費用は、これを100分し、その99を原告の負担とし、その余
を被告の負担とする。

出典

本ページは裁判所が公開する判例データに基づいています。